今回は、前回の臨済宗に引き続き、禅宗の大宗派でる曹洞宗です。
禅問答で有名な臨済宗でしたが、こちらの曹洞宗は坐禅を重要視しています。
警策(きょうさく)と呼ばれる木の板?棒?で叩かれるアレです。
ちなみに、臨済宗では“きょうさく”ではなく、“けいさく”と呼びます。
曹洞宗の仏壇内仏具配置
本尊
本尊は『釈迦牟尼仏』です。木像または鋳造の像を祀ります。
脇侍
本来は、本尊のみです。脇侍は必要ありません。
脇侍を祀る場合は、向かって右が『道元禅師』、向かって左が『瑩山禅師』となります。
道元禅師とは、日本の曹洞宗の開祖です。中国から日本に曹洞宗をもたらした方です。
瑩山禅師とは、その道元禅師よりもたらされた曹洞宗を全国に広めた方です。
その他
- 脇侍を祀らない場合は、上段の左右に位牌を祀ります。その際に古いものが向かって右。新しいものが向かって左になります。位牌が多くなって手狭になってしまった場合は、位牌をまとめましょう。“先祖代々”などにまとめることができます。
- 木魚がない場合は、おりんを右に置きます。