葬儀の際の喪主の大きな仕事の一つに『参列者への挨拶』があります。
知人から、その“挨拶”について、驚きの風習があると聞いたので、書いてみます。
挨拶って、喪主がするんじゃないの?
知人に聞いた驚きの風習とは、
通常、葬儀の挨拶は“喪主”が行うと思いますが、ある地域では喪主が挨拶はせず、別の人間が挨拶するそうです。
例えば、二人兄弟で長男が喪主だったら次男とか、母親が喪主だったら長女など。
さらに、長女が既婚だったら、その旦那さんが挨拶するそうです。
式の挨拶は当然喪主がするものだと思っていた私には驚きでした。
なぜ喪主が挨拶しないのか?
ネットでも色々検索してみましたが、そういった風習にについての記述はみつかりませんでした。
なので、推測になってしまいますが、
その地域はなかなかに田舎です。高齢化も加速度的に進んでいます。
喪主の挨拶が難しいから代理人を予め決めておこう、といったことが続き、いつの間にか常態化していったのではないでしょうか。
そう考えると、そんなに古い慣習ではないのではないでしょうか。
代理人が挨拶することもある
確かに代理人が挨拶することもあります。
喪主が、体調不良や高齢で挨拶が難しい場合には、代理人が挨拶することがあります。
私も以前に父の姉の旦那さんの葬儀に参列した時に、喪主である父の姉(故人の奥さん)が気分が優れなくなってしまって、父が代理で挨拶しているのをみました。
しかし、今回聞いた地域の話はそういうわけではありません。
はじめから喪主以外の人間が挨拶することが決まっているんです。
それにより、その友人は知らない人が集まる前で挨拶をすることになりそうです。(知人は長女の旦那、喪主は長男)