近親者が亡くなって、その後行うべき作業の中で、
もっとも苦労するのが、「訃報の連絡」です。
- 親族の連絡先がわからない。
- 勤務先はともかく、その他の仕事の付き合いはわからない
- 友人になんて会ったことない
こんなことがほとんどです。
最近では、携帯電話を確認してみることで解決することもありますが、
“パスワードが掛かっていて開けない”ということも多いです。
連絡がきちんと行き届いていないと、
「なんで連絡してくれなかったんだ」
と、後日詰め寄られるケースも発生します。
事前にリスト化しておけばいざというとき安心!
そこで、事前にリストを作成し、1年ごとなどペースを決めて中身を更新していきましょう。
リストには、
- 名前(フルネーム)
- 連絡先
- 関係性、続柄
が最低限あれば大丈夫です。
ひな形を置いておきますので、よろしければ参考にどうぞ。
どちらも内容は同じです。
手書きの方はそれぞれプリントしてご使用ください。
私としては、すぐに書き換えられるように、ECXELファイルなどのデータで残しておくことをお勧めします。
もちろん手書きでも構わないと思います。ご自分のスタイルに合わせてお選びください。
訃報の際の連絡先なんて聞きづらい…
だと思います。とても良くわかります。
でも聞きづらいのは最初の一言だけです。
「訃報の連絡先リスト作りたいんだけど…」
これだけです。
その後は、一人ずつ名前など確認しながら、
「この人ってどんな人?どんな付き合いの人?」と思い出話に花が咲くと思います。
そして数年おきの更新の時には難なく答えてくれると思います。
訃報の連絡先というのは「故人の歩んできた道」そのものです。
ひとりひとりについて、良くも悪くも思い出がある人たちのリストです。
その思い出話をしながら、このリストを完成させておけば、
いざという時にも困らず、滞りない豊かな最期を迎えさせてあげられると思います。