日本人なら、「人が亡くなったら、お葬式をして、お墓に埋葬する」のが正しいことだと思っていますが、それが本当は正しいことではないとしたら…。
多くの日本人が儀式として選択している仏教式の葬儀や埋葬は正しいことなのだろうか?
宗教ごとのお墓の違いを調べていたら、「そもそも仏教ってお墓はいらないのではないか?」という疑問がでてきたので、調べてみました。
仏教の本場インドのお墓事情は?
本題に入る前に、調べた内容をそのまま書くと、一大巨編になってしまいそうなので、はしょって・かいつまんで・柔らかくしてお届けします。
その際に多少の語弊も出るかもしれませんが、本筋だけ間違えないように頑張ります。
ではまず、仏教の発祥の地であるインドでは、お墓ってどうなっているのでしょうか?
インドにお墓はある?ない?
結論から言うと、インドにもお墓はあります。
かの有名なインドの観光地「タージ・マハル」はお墓です。
その他にも、日本で言う共同墓地なども存在するようです。
だから、仏教にもお墓が必要というわけではありません。
そもそもタージ・マハルはイスラム教のお墓です。
それに現在のインドには仏教はほぼ存在していないようです。
インドの方の多くはヒンドゥー教徒です。
まあ、ヒンドゥー教もお墓は基本ないんですが。
ヒンドゥー教では、人が亡くなると火葬にした後、ガンジス川に流します。
ただし、貴族の一部などに対してお墓を建てることがあるようです。
それに全てのインド国民がヒンドゥー教徒というわけでもないので、インドにもお墓がある理由です。
つまり、基本的には無いんだけど、一部の例外が存在するということです。
インドの仏教はどうなった?
インドに仏教徒がほぼいないことは前述しましたが、インドの仏教はヒンドゥー教に取り込まれてしまったような形で消滅状態になっています。
そもそも起源が近いところなので、融合しやすかったのでしょう。
仏教の祖である「お釈迦様」が、現在のヒンドゥー教にも出てくるあたりが、仏教が取り込まれている証になりそうですね。
図にすると、おおよそこんな感じです。
「おいおい、今のインドを調べても仏教でのお墓のポジションがわからないじゃねーか!」
ツッコミごもっともです。
なので、今度は別アプローチで「仏教におけるお墓の存在意義」を調べてみます。
ですが、長くなってしまったので、申し訳有りませんが、“次回に続く”とさせていただきます。