仏壇内の仏具配置の第2回目は真言宗編です。
前回の天台宗に並ぶ、日本仏教の老舗宗派ですね。
天台宗に同じく分派が多いので、今回も基本となる仏壇内配置を解説します。
真言宗の仏壇配置
前述の通り、分派が多いです。
分派については、改めて解説するとして、基本的な配置がこちらです。
本尊
本尊は「大日如来」になります。ただし、真言宗では、全ての仏様は大日如来が姿を変えたものである、という考えを持っているので、大日如来以外でも様々な仏像が祀られたりします。
この考え方は、ヒンドゥー教のビシュヌ神が同じように扱われる場合がありますね。
ですから、どの仏像を祀っても問題はないですが、菩提寺に確認するのがベストです。
脇侍
向かって右には「弘法大師・空海」を祀ります。これはどの分派でもだいたい一緒です。
向かって左側に祀るものは分派により異なります。
最も基本となるのは「不動明王」です。
豊山派や智山派では「興教大使・覚鑁(かくばん)」「不動明王」「観世音菩薩」「地蔵菩薩」などが祀られます。
こちらが基本的な真言宗の仏壇内仏具配置になります。
真言宗も定型がありませんので、最終的には菩提寺に確認しましょう。
確認できない場合は、上記の図を参考でも問題ないでしょう。