葬儀の際に絶対に必要になるものの中に、「遺影」があります。
普段から、お写真をよく撮られる方なら良いのですが、
そうでない場合、遺影用の写真の準備に大変苦労します。
- 「もっといい写真を用意すればいいのに」
- 「なんかずいぶん昔の写真じゃない」
- 「なんか不自然な写真だね」
参列者からこんなことを言われることも…
特に親族はなかなかキツい言葉を浴びせてくることもあります。
下記の対策法でそんな状況を回避しましょう!
対策① 普段から“遺影用”写真を撮っておく
3年ごと、5年ごとなどの期間を決めて“遺影用”に写真を撮っておく。
これが最も最適な対策です。
『生前遺影写真』というものです。
予算は、ヘアメイクなども入れて、1〜2万円程度のようです。
写真のクオリティもさることながら、
故人も納得の表情やポーズで、参列の皆様に見ていただくことができます。
ですが、本人ではなく、ご家族の方の立場だと、
「遺影用の写真撮影って言いづらい…」
ということもあると思います。
その場合には、次の対策が有効です。
対策② 定期的に家族写真を撮る
毎年、決まった時期に写真館で家族写真を撮りましょう。
家族写真は、大抵カメラ目線で撮りますので、
遺影作成時に、その写真から故人の部分だけ流用することができます。
こんなの見つけました。
『ラヴリーストーリー(小野写真館様:茨城県)』
https://onosha.com/lovelystory/index.html
こういった写真館の家族写真サービスに契約していれば、
時期が近づくとハガキなどでお知らせしてくれるため、
忘れることもありません。
それに自然な流れで写真を残すことができます。
「事前に準備が出来なかった、これから出来る対策はないのか!?」という方には、
番外編① 特殊な写真加工技術で写真を創る
「創る」という表現が正しいかはわかりませんが、
現在の写真加工技術なら様々な条件をクリアすることができます。
オーソドックスで今までも使われていた技術としては、
・服装をスーツに変更する
これは皆さんもよく目にしていると思います。
しかし、現在の加工はこんなものじゃないです。
例えば、
- 故人の前にカブっている人を消して、欠けている部分を足す
- 若い時の写真に皺、体重増加などの加齢状況を足して、現在の顔にする
- 白黒の写真をカラーにする
こんなことまで出来るようになってしまいました。
全ての葬儀社さん、写真館さんが出来るわけではありませんし、技術者(加工技術者)の方の腕次第の部分もありますので、ご注意ください。
自分で出来る将来への対策もあります。
番外編② 「遺影バンク」に預けておく
遺影バンク
https://ieibank.com/
ネットを徘徊していた際に見つけました。
自分や家族の写真を遺影候補として、クラウド上に保存しておけるサービスです。
実際に葬儀で使う際には、葬儀社さんに「遺影バンクに写真が保存してあります」というと、
そこからデータを引き出して、遺影を作成してくれるそうです。
しかも利用料が無料です。(一部有料オプションがあります。)
遺影の写真も自分で選んでおく時代、なんでしょうか。
これだったら、自撮りショットでも遺影に使うことが可能です。
ただし、保存データの画質が悪い場合などは、仕上がりに影響が出てしまうため、カメラなどの撮影機器は考慮してください。